インドネシア人に「成長はあなたのためになる」と言っても響かない理由は?

今日は「ワールド・バリューズ・サーベイJohn(WVS)」の話をしましょう。

WVSは、社会科学者が各国のバリューズの変化とその社会や政治への影響を調査したものです。調査は1981年から2013年にわたって100ヶ国以上で行われ、各国の人々の価値観や、それがどのように変化してきたかなどを調査しており、全世界の90%の人々の価値観を反映していると言われています。
WVSは様々な角度からの調査を行っていますが、どれも、様々な示唆を与えてくれます。

例えば、次の図は
・ 縦軸:「社会への宗教の影響度合い」(上に行くほど低い)
・ 横軸:「生存欲求」 vs 「自己実現欲求」の度合い
を国ごとにマッピングしたものです。 続きを読む

個人への理解から始まる異文化理解(下): ジョン・マクナルティ

「個人への理解から始まる異文化理解」の後編は、日本国内や、ひとりひとりの個人の違いにターゲットをあてて考えてみたいと思います。私は、異文化を考えるときに、究極的には「自分以外の全員は異文化」と考えられるようになると、国や人種などは一気に飛び越えて、グローバル化が進むのではないかと常々思っています。ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

1. 「日本人」「日本文化」の定義を広げて考えてみる

今回は「日本の文化」について考えてみたいと思います。異文化問題は、人種間だけに存在するのではありません。同じ日本人同士でもそれは存在します。人それぞれ大切にしている文化が違うからです。価値観の多様性と言い換えることもできます。 続きを読む

個人への理解から始まる異文化理解(上): ジョン・マクナルティ

1. マレーシア人が凍り付いた質問とは? 国の文化背景を前もって知ることの大切さ

今回は、マレーシアのペナン島にある日系企業の現地法人で研修をした時の話からご紹介します。

「マレーシア人同士や地域でどんな文化の違いがありますか?」

私がこう聞いた途端、それまでは和気あいあいとしていた研修会場が、急ブレーキがかかったようにシーンと静かになってしまいました。

以前、日本で行った異文化研修で「関東と関西の違い」などを話した時、活発な話し合いになったので、マレーシアでも同様に行ってみたのです。しかし、この結果。 続きを読む

ブラジルで日系企業が成長するための3つの課題〜ジョン・マクナルティ

私は今年、ブラジルのサンパウロを訪問して、さまざまな日系企業、また日系企業と関わって働く方々にお会いしてきました。目的は、日系企業がブラジルでビジネスを展開する上での課題を探るということです。組織開発の課題・従業員の育成などの、日本企業をグローバル化する上での課題ですね。特に、日系企業が海外でいかに優秀な人材を確保できるかということは、長い目で企業の成長、競争力の強化を考える上で大事なポイントです。その観点で、ブラジルで13の組織の人々にインタビューをしてきました。その中で、今回見えてきた3つの課題をご紹介したいと思います。 続きを読む

グローバルな組織を作るためのヒント集 (3)「なんで私がこの仕事を?」と言われた時、説明できますか? :John McNulty

あなたならどうしますか?
あなたは海外で営業マネージャーの仕事をしています。部下の外国人に「売上の集計方法を来月からこのように変えるように」と依頼したところ「なぜそうするのか?」「そのことによるメリットは?」「私はこのやり方の方が良いと思うが?」などと矢継ぎ早に質問してきました。今まで日本国内で仕事をしていた時は、そんなことをあらためて質問してくる部下はおらず、誰もが「はいわかりました」と黙って作業を進めたものです。彼に仕事を頼む時、これからいちいちこうやって質問攻めに合い、長々と説明しなければ行けないのかと思うとうんざりしてきました…….
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グローバルな組織を作るためのヒント集 (2)日本本社のバリューを現地に浸透させるには? :John McNulty

日本企業が現地法人やパートナーとの協業で悩むテーマの一つが、「本社のバリュー(価値観)やビジョン、考え方をどうワールドワイドに広げるか」です。(「バリューとは、会社が重視する価値観、企業理念、企業哲学などのことを指します。」
PFCでは、グローバルな人材開発、組織開発の支援にあたっては国内でのサービス同様、5つの 要素(チーム、チェンジ、リーダーシップ、ダイバーシティ、バリュー) の観点からのご提案を行っていますが、今回はこの中から「バリュー」を取り上げ、バリュー浸透に必要なポイントについてPFCアジアパシフィク代表取締役のジョン・マクナルティがご紹介します。
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グローバルな組織を作るためのヒント集 (1)バーチャルチーム:John McNulty

多くの企業がグローバル人材の育成を重点課題に挙げる中、PFCでも下記のようなご相談を受ける機会が多くあります。
・ 海外で活躍できる日本人グローバルリーダーの育成
・ 外国人社員の採用・育成・保持 

・ 企業理念のグローバルな浸透
・ グローバルチームの効果的運営

・ 本社と海外現地法人の有機的つながり

グローバルな取り組みの支援にあたっては国内でのサービス同様、5つの要素(チーム、チェンジ、リーダーシップ、ダイバーシティ、バリュー)の観点からのご提案を行っていますが、今回はこの中から「チーム」を取り上げ、グローバルチームに必須の、WEBや電話での「バーチャル・コミュニケーション」をスムーズに行い、グローバルチームの中で日本人社員が存在感を高める為のヒントをいくつかご紹介します。
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