【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】相手を知るには、まず自己開示から

早いものでもう3月ですね。来月は新入社員を迎え、その準備で忙しいって方もいらっしゃると思います。
そこで今日は新入社員と早期に良い関係を築くための参考になる内容を紹介したいと思います。
今回ご紹介する内容は新入社員に対してのみでなく、人事異動で新しくチームに加わった方々との関係構築にも参考になると思います。つまり、あまりお互いのことをよく知らないケースにおける関係づくりのポイントです。
よく「いい人間関係を築こうと思ったら、相手の話をよく聞きなさい。」つまり傾聴することが大事と言われます。確かに傾聴はとても大切です。ただ気をつけなければならないことがあります。
傾聴が効果的なケースというのは、相手との関係がある程度できていて本音で色んな話ができる場合や、相手が積極的に話をしてくれる場合です。つまり、まだまだ本音で話し合えるような関係が十分に築けていないような場合においては、傾聴しようにもあまり話をしてくれない。または質問しても答えてくれないといった状況になりがちです。
ではこんなときどうすればいいのでしょうか?
その対策としてトライしてみていただきたいのが……
ズバリ自己開示です。
あまり親しくない方と関係を築くときには、自分のことも開示しながら相手のことも訊いてみる。

例えば :
「私は四国の高知出身です。○○さんは、どちらですか?」
「私は休日になると妻とガーデニングしたり、テニス仲間とテニスを楽しむことが多いけど、○○さんは、どんなことされてますか?」
まずは自分から話すことで、何を訊かれててどんな風に答えていけばいいかがイメージしやすくなります。
一方もし自分の話をせずに質問だけされてしまうと、警察の尋問みたいになってしまいますよね。

先日もある企業さんでの研修時に数名の部長さんたちが、「最近の若い奴らは何考えてるかわからないし、だからといって訊いてもろくに答えない。この前も入社時の動機は?とか仕事やっててどんな時にやる気を感じる?今は何か困ったことないか?って訊いてみたんだけど、首を傾けるだけでまともにしゃべりもしない。」と、かなりご立腹な感じでした。
私が「ご自身のことは何か話されましたか?」と尋ねると、首をかしげながら「そういえば、あまり話してないかも」と返事が返ってきました。
相手に心を開いてもらえる効果的な方法の一つが自己開示です。この部長さん達のように新人との会話の場面なら「私は実は入社面接でこんな話をした記憶があるなぁ~。今じゃすっかり別のことしてるけどね。(笑)ちなみに○○さんは、どんな話をしたの?」「私が新人の頃は確か先輩に依頼された仕事を勘違いして、とんでもない迷惑をかけたことがあったなぁ。今だから笑って言えるけど、当時はどうしようかと思ったよ。○○さんは、今の時点で相談したいこととか、わからないことはないかな?」

いかがでしょうか?以外と質問ばかりして自分の話をしてなかったってことはないですか?

信頼関係を築き、チームワークを発揮しながら仕事を進めていくには、お互いのことをよく理解し合うことが大事ですよね。まずはちょっとした世間話程度からスタートして、徐々にお互いが心の中で強く思ってることを言い合える関係を目指してみてはいかがでしょうか。

51FvUjAc0NL._SX345_BO1,204,203,200_
田岡純一著『ちょっとイケてるマネジャーのちょっとイケてる習慣 (明日が変わる60のマネジメント術)』 こちらからご購入頂けます。