日本企業はチームワークが得意?不得意?〜グローバルODハンドブックより

「日本人はチームワークがいい」と言われてきた。しかし、「日本企業のチームワークがいい」のは、あくまでも国内の均質性の高いチーム内での話だ。様々な国からメンバーが集まる「グローバルチーム」に求められるのは、多様性の高い組織の中でのチームワークであり、日本国内での均質性の高いチームとは全く別物と捉えるべきだろう。グローバルチームにおいては、一言で言えば、「和」を以って尊しとなすのではなく、むしろ「異」を以って尊しとする、というような視点や姿勢の転換が必要だ。

世界経済フォーラムのボードメンバーである齋藤ウィリアム浩幸氏も著書『ザ・チーム―日本の一番大きな問題を解く―』(日経BP社/2012年)の中で、「チームとはメンバーの多様性が極めて高い集団を指すのであり、真のチームがないから日本は世界で勝てない」と指摘し、「日本企業のチームはチームではなく、単なるグループでしかない」とまで言っている。

最近は、チームビルディングと称して職場のチームの一体感を高める活動を取り入れる例が増えてきた。チームとして機能していないことに問題意識を抱く人が増えたということでもあろう。

「日本企業のチーム力は実は必ずしも高くない」といった指摘を、皆さんはどのように捉えるだろうか。

※2016年刊行予定の『グローバル組織開発ハンドブック』より抜粋しています。

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