【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】リーダーに求められる姿勢とは

皆様、あけましておめでとうございます!
本年も引き続きよろしくお願いいたします。

さて皆さんはどんな年末年始をお過ごしでしょうか?
私は年末は片付けと大掃除。年明けは自宅で家族とゆっくり過ごす、いつも通りの年末年始を過ごしています。ただ一ついつもと違ったのは、今年は初日の出を見に近くにある公園に行ってきました。
今のところに引っ越してもう7年が経つのに、近くにこんな穴場スポットがあるとは知りませんでした。
その初日の出を見ながら今年も新たなチャレンジを誓いました。昨年は本を出版することを誓い、多くの方のサポートを得ながら達成することができました。感謝、感謝の一年でした。

今回はその書籍の中でも少し触れた内容ですが、リーダーに求められる姿勢について研修での気づきを共有したいと思います。いくつかあるリーダーに求められる姿勢の中で特に私自身もこの1年気をつけようと思っていること。それは謙虚であること。

研修の中でよく参加者の皆さんにやってもらうディスカッションに「良かったリーダー」と「困ったリーダー」があります。これは社会人になってから自分が経験した上司の言動を振り返っていただきながら、リーダーとしての好ましい言動について考察していただくことが狙いです。年末実施したある企業さんの研修では、以下のような内容が発表されました。

<良かったリーダー>
・困っている様子に気づき声をかけてくれた
・話をよく聴いてくれる
・専門性が高く的確なアドバイスをくれた
・困難な状況において一緒に取り組んでくれた
・部下の強み、弱みを理解してくれている
・決断力がある
・ぶれがなく、言動に一貫性がある
・家族のことも気にかけてくれる
・顧客やチームメンバーに常に目が向いている
・自分の成長をサポートしてくれた
・人として魅力的な生き方をしている
・誠実である
・幅広いネットワークを持っている

<困ったリーダー>
・梯子を外された
・自己保身が強い
・常に上司のご機嫌を取っている
・自分の話を一方的にしてくる
・話を聴いてくれない
・手柄を自分のものにする
・発言に一貫性がない
・理由を説明してくれない
・人に対する興味関心が低い
・ネガティブなことを言う

この内容を受けて、「良かったリーダーの行いは是非自身の行動にも取り入れ、一方困ったリーダーの行動は反面教師として受け留めてください。」とまとめるケースが多いかと思いますが、私はここで自身の経験から、もう一つフィードバックさせてもらっています。

私はいくつかの企業さんで3階層に渡り、階層別研修をやらせてもらっています。
そしてある企業さんで、全ての階層で「良かったリーダー、困ったリーダー」のディスカッションを実施していただきました。するとどの階層においても殆ど同じような内容が発表されました。この時、私自身も気づかされたことがあります。人を困らせたり、嫌な思いをさせてしまっている人はどの階層にもいるということ。しかしながら、さすがに人を困らせてやろうとして仕事をしている方はそんなに多くはいないと思います。では一体なぜこのような状況がどの階層でも現れるのでしょうか?

それは、自分が何気なくとっている言動が人を困らせたり、嫌な思いをさせてしまっていることに気づいていない方が多いということです。

あのピータードラッカーも言っていますが、マネージャーに本当に必要なのはTo Doではなく、Not To Doだと。私自身も過去に360度フィードバックをしてもらった時に気づかされたことがありました。

3名の部下から「田岡さんは話を聞いて欲しいときに聞いてくれない。」と言われてショックを受けたことがありました。誰よりも聞いているつもりでいたのですが、確かに言われてみれば「今、忙しいから後にして」と言った記憶がありました。それ以来、「今はダメ、後にして」は言わないと決めました。それ以降、メンバーからの報連相が増え、風通しのいいチームになれた気がします。

役職者になると、その何気ない言動が周囲に与える影響が大きくなります。問題が自分以外のところにあると思う前に、まずは自身の言動にも目を向ける謙虚さを持ちたいものです。