タイ・セミナーレポート

405011月にバンコクで3日間にわたり、
グローバル・チーム マネジメント セミナー等を開催しました。
今日はそのレポートをお届けします。

1日目:組織とチームの成果を最大化させるためのグローバル・チームマネジメントセミナー

タイで働く日本人シニア・マネジメントの方に、組織全体とチームの力を最大化させる為に必要なことを学んで頂く本セミナー。

  •  PFC代表の松村卓朗より、チームづくりの考え方(ベクトル・プロセス・ヒューマン)のレクチャーと、事前に行われた「チーム効果性調査」の結果の共有
  • Roland Digital Group(タイ)の代表取締役社長である洲崎晃氏から「強力なパフォーマンスを生み出す組織づくりへの挑戦」をテーマにした講演
  • タイ人の仕事に対する考え方や日本企業に対する認識に関して、現地のPFCプロフェッショナル・アソシエイトであるエイモン・カンガウからの事例共有と、PFCアジア・パシフィック代表のジョン・マクナルティによる解説
  • 自身の「チーム効果性調査」の結果も鑑みながら、タイの文化等も踏まえての今後の効果的なチーム作りに向けたディスカッション

などを中心に、セッションを行いました。

エイモン・カンガウが共有した、タイ人の日系企業に対する認識を一部紹介します。

  • 日系企業はチーム重視ということは広く理解されている。一方、欧米系企業は個人ひとりひとりを重視するといった理解をしている。
  • 日系企業は、「社員はルールに従えばよい」と考えている。だから、クリエイティブに何かを考える必要はなく、言われたことをすればよい。一方、欧米系企業ではアイデアを提案する自由、チャレンジが認められている、と感じている。
  • 日系企業ではのんびりと働くことができることがメリット。欧米系企業では、チャレンジができる一方、ストレスフルな生活が待っている。

こうして挙がった事例を元に参加者間でも活発に意見が交わされました。

また、エイモンによれば、「タイ人は実はチームワークが苦手」であるとのこと。意外なようですが、チームよりも個人の目標、目的を重視するからではないかということです。それでいて、忘れてはならないのが、彼らが「関係(つながり)」をとても重視するということ。よって「仕事を一緒に始める前にも、進める間も、パーソナルな関係をつくること、個人としての自分を知ってもらうことが重要。一緒に行動するし、家族のようにつきあう。」ただし、これは「あくまでチームワークとは別のもの」だという話が強調されました。

2日目と3日目は、現地のタイ人を対象としたスキル研修で、英語とタイ語で行いました。

2日目:チームマネジメント研修

異なる価値観や文化を持つメンバーからなるグローバル・チーム、異なる時代に育った世代間ギャップの大きなチーム。こうした多様性のあるチームをリードするために必要なスキル研修が行われました。状況に応じて異なるリーダーシップを発揮することの重要性を学んだ後は、会議、ディスカッションを有効に行うための様々なこつの習得演習や、まったく正反対の意見をもったメンバー達の議論をまとめていく体験演習を行いました。
プログラム・ファシリテーターのジョン・マクナルティだけでなく、参加者同士でもたくさんの質問やフィードバックがなされ、ある参加者からは「この研修をぜひ自分の直属部下に実施して、チームの共通認識にしたい」との声が聞かれました。

3日目:コーチングスキル研修

演習中心で実践的な研修であることから、参加者にはディスカッションやロールプレイはタイ語で行っていただきました。コーチングとは何か、言葉だけが先に普及してしまい、その意味や技術を誤解していた参加者も。マネージャーである自分が命令や意思決定を行わずに、部下に自身で問題解決させることが本質だとわかると、大いに納得した表情。フォロワー、年功序列を良しとしてきたタイ文化においても、より自立した社員を育成する必要性、権限委譲の重要性が高まっていることを感じさせてくれました。
参加者は「職場ですぐに活用します!」と宣言してくれました。