野球と組織について語ってみませんか?~4月7日(火)元気会のご案内(吉村浩一)

yoshimura_new野球との出会いは、まだ幼稚園のころに、父親としていたキャッチボール。いきなり軟球をオーバースローで投げつけられ、対応できずに鼻血を出して大泣きした所からだ。
それでもボールを追いかけるのが大好きで、小学校に入ると近所の仲間たちや同級生たちと日々暗くなるまで野球に明け暮れていた。小学校3年生の時に『ソフトボールクラブに入りたい』と親に進言したものの、却下されて剣道を『やらされる』ことになってしまった。
ようやく本格的に野球に取り組めたのは中学に入ってから。念願の野球部入りだったので、タマ拾いから始まったが、一生懸命取り組んだ記憶がある。中1の秋口から試合に出場できるようになり、さらに面白さも増した。そんなに強くないチームだったものの、同級生の4番バッターは名門高校、名門社会人チームに進み、プロのドラフト候補に挙がった人物で、そんな彼とクリーンアップを打てたのは今でも誇りに思っている。

高校時代は、別の部活の顧問の熱心な誘いにほだされ、バレーボール部に浮気をしてしまったが、大学時代に再び野球をしたい思いに駆られ、ゼミの仲間と野球チームをつくり、草野球を楽しんでいた。論文合宿と称して、大学の保養所にあるグランドで野球三昧だったのも思い出の1つだ。そして社会人になってからは、1社目(最初の職場)の先輩が作った草野球チームに属し、いまでも毎月プレイをしている。昨年はその職場を退職して15年が経つにも関わらず、業界内対抗野球大会に出場し、悲願の優勝に貢献した。

私の球歴をだらだらと書いてしまったが、(多少野球から離れていた時期はあるものの)私がプレーヤーとして野球を好きなのは、『チームを作り、それがワークするのを実感できること』且つ『1対1での勝負も楽しむことができる』、この両者を味わえることが今日まで野球を続けている理由である。一方観戦者としては、上記に加え、『考える間があること』だと思っている。相手の状況(心理)を読み解き、攻撃(守備)の作戦(仮説)を立てる。そんな駆け引きを読み解いたり、状況を見ながら考えながら観戦するのは本当に楽しい。

私にとって野球は、色んな楽しさを実感し、学びを得ている身近で貴重な存在であるものの、現在はTVで放映されることはなく、その人気に大いに陰りが出ていると聞く。家の近所の小学校では、毎週末サッカー教室が開催されて盛り上がっているのはよく見かけるのだが、野球チームが活動しているのを見るのは稀である。
また我々が属する組織開発、人材開発内でも「これからの組織のあり方は、『野球型』ではなく、『サッカー型』と言った論調が多いような気がする。おそらく「いちいち監督のサイン(指示)を伺い、従う上意下達のスタイルだと、複雑でスピードの速いビジネス環境で太刀打ちできなくなる」(『勝利のチームマネジメント』松村卓朗著から引用)といった考えから上記のように表現されるのだと思う。確かにそのような側面はあるのも事実だが、野球からも大いに組織開発や人材開発の側面からビジネスに役立てられるヒントはあるはずだと考える。

この機会を通じて、『野球という国技?が再び活況を呈するためには何が必要なのか?』についてJリーグ(や他の組織体)と比較をしながら組織変革の可能性について考察してみたい。そしてもう一つ。組織開発(主にチームづくり)や人材開発(主にリーダーシップのあり方)について、示唆を抽出することにチャレンジしてみたいと思っている。

まず一つ目に関して。
Jリーグと比較してみると、組織づくりやその運営に関していくつか課題が見えてきた。

NPB(Nippon Professional Baseball)はJリーグに比べ、組織の設立の歴史でいうと50年以上長い歴史をもち(設立は1938年)その生い立ち、形態や運営方法はJリーグとはかなり異なることがわかった。詳しくは4月7日の元気会で触れようと思うが、「組織」という観点からみると、

  • ベクトルが不明確:2年に1度程度「スローガン」は打ち出されるものの。理念・ビジョンはない。(サッカー協会には「Jリーグ100年構想」がある)
  • 全体最適の観点が欠けている:NPBは球界の発展より、個別の球団の繁栄が重視されているように見える。(サッカーにおいては逆。サッカー業界全体の発展が常に意識されている)
  • 組織体制が一体化していない:NPBのほかに、BFA(全日本野球協会)もあり、一体化されていない(サッカーは日本サッカー協会を組織の頂点として、その傘下にJリーグが配置されている)。

などがあげられる。

NPBにもこれらの危機意識はあるのだろう、現在は意思決定のあり方、役割の明確等ガバナンスの強化、侍ジャパンの常設化を通じた球界の底上げ・強化などさまざまな取り組みが行われている。ただもう一工夫必要ではないかと思っている。

そして二つ目に関して。
選手と同じユニフォームを着て、同じフィールドに立ち、監督のサイン(指示)に随時従う、といったスタイルが古臭いと評されるが、チームづくりやリーダーシップに関して学ぶ所は多々ある。
中でも日本代表チームである『侍ジャパン』におけるチームづくりに注目している。これは会社でいうプロジェクトチーム(必要な能力、資質を備えた人物を選び、短期的な目標の実現に向けて取り組むチーム)活動において学べることがある。
また常設のチーム、つまり球団(ビジネスで言う会社)運営に関して、広島カープや北海道日本ハムファイターズの取組みから学べることがある。

このほかにも
・WBCや個別球団の監督のリーダーシップのありかた
などにも触れていきたいと思っている。

まずは、野球好き、スポーツ好きの皆さん、4月7日の元気会に参加して、熱く語ってみませんか?(もちろんサッカーファンの方も大歓迎です!)

元気会
・日時:4月7日(火)19時~21時 (18時45分開場)
・会場:PFC1階セミナースペース
    〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-12-8 ル・グラン原宿
    http://www.peoplefocus.co.jp/company/images/map.pdf
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