目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」〜アメリカ出張ライフーホテル編

keikoS_jpg皆様こんにちは、薫子です。

今日はアメリカでの出張ライフについて語りましょう。かつてアメリカに出張したことがある方は「そうそう、そうだったよねー」とノスタルジックな思い出に浸ってもらえるし、これからアメリカに出張されるかもしれない方にとっては、心の準備、そして持参すべきものの準備に役立つ情報となることでしょう。
(念のため、ここでご紹介するホテルは一泊1-3万円前後の中級クラスのホテルです。一泊5万円くらいの高級ホテルには当てはまらない情報もあるかもしれませんが、私は残念ながら出張でそういう高級ホテルに泊まったことがありませんので。。。)

アメリカの出張でいちばん驚いたことは、ホテルに歯ブラシセットもパジャマもスリッパもついていなかったことでした。アメリカ人は寝るときとシャワー以外はずっと靴を履いているので、スリッパがないことはまあ納得できたのですが、アメリカ人だって歯を磨くだろうに、どうして歯磨きセットがない!?日本では安いビジネスホテルだって、歯磨きセットと簡単なパジャマ(浴衣)くらいは揃っています。当然そういうものだと思っていた私は、アメリカでの初出張に、歯ブラシもパジャマも持参しなかったので、ホテルの部屋にチェックインして驚愕しました。アメリカのホテルはダウンタウンの中心地でなければ、周囲に何もないことが多く、当然24時間オープンのコンビニなどもありません。そのときは幸いにもアメリカ人の同僚と一緒だったので、彼が出張用かばんに常備している予備の歯ブラシをもらい、何とか切り抜けました。

出張のたびに、歯ブラシセットを持参するのは実はちょっと面倒です。というのも、広大なアメリカでは、国内出張でも基本的に飛行機を使いますが、機内に液体を持ち込む場合は、透明なZiplock
Bag(口が閉まるビニール袋)に入れなければいけません。家で使うような大きな歯磨き粉だとこの袋に入りませんから、出張用に小さい歯磨きチューブを敢えて買わないとならず、これがまた小さいチューブですから、すぐに無くなってしまいます。出張に行く前には、十分な量の歯磨き粉が残っているかを確認しておかないと、出張先のホテルで、ペッタンコのチューブを眉毛カット用はさみで半分に切って、中から歯磨き粉をほじり出すような努力を強いられることになってしまいます。

こういう苦労を何度も経験した私は、アメリカ人の上司に、なぜアメリカのホテルは、日本みたいに歯磨きセットやパジャマを常備していないのか?と聞いたことがあります。彼いわく「アメリカ人は自分の好みがしっかりしているから、自分に合った歯ブラシを常にかばんの中に入れておくんだ。また、パジャマも、人によって好みも体型もかなり違うからね。。。。」

では、アメリカのホテルは何も用意してくれないのかというと、そんなことはありません。以前、ワシントンDCのホテルに泊まったときは、部屋にあった利用ガイドに「ご希望であれば、金魚が入った金魚鉢をお部屋にお届けします」とありました。私自身は、金魚鉢よりも、歯磨きセットがあったほうがありがたかったですが。

全部抜かりなく持参したとしても、アメリカのホテルで快適に過ごすには、まだいくつか乗り越えるべき難関があります。
まず、部屋に入って最初にチェックすべきは、浴室です。先月サンディエゴに出張したときは、バスタブではなくてシャワーしかついていなかったので、がっかりしました。日本だとかなり狭いビジネスホテルでもユニットバスがついていますが、アメリカでは、部屋を予約するときに「バスタブが付いている部屋」と明確にリクエストしないと、こういうことになります。

バスタブがあったとしても、まだ気は抜けません。以前、研修、クライアントとのディナーを終えて夜遅くホテルの部屋に戻り、「ああ、疲れた。これから熱いお風呂に入って寝よう」とバスタブにお湯を張ろうとしたときに、バスタブの栓がないことに気付いて驚きました。アメリカの人は基本的にバスタブがあっても、シャワーを浴びるだけのことが多くて、お湯を張らないんですね。だからバスタブの栓もない。。。フロントに電話しましたが、「栓はない」とのことなので、泣く泣くお風呂はあきらめました。

ですので、出張先で確実にお風呂に入りたければ、「ちゃんとお湯が張れるバスタブが付いている部屋」とリクエストし、さらに、万が一栓が壊れているときのために(これも数回経験あり)、アルミホイルを少々持参することをお勧めします。アルミホイルをバスタブの穴に被せて栓代わりにするのです。

持参した歯磨きセットで歯を磨いて、アルミホイルの栓でお風呂に入り、さあ、これでベッドで寝るだけ!と思うでしょうが、ここで最後の難関が待っています。
アメリカのホテルのベッドには、なぜかクッションや枕が4-6個くらい山のように置いてあるのです。これが、全部違う硬さであれば、「この中でご自身にいちばん合う枕を使って下さいね」というホテル側の親切な配慮だと解釈できるのですが、基本的に全部同じ形状、硬さの枕なのです。なので、まずこのたくさんの枕やクッションを近くのソファに移動するという作業をしなければなりません。ソファの上に出張用かばんなどを置いていると、枕を置く場所がないので、そういう場合は枕を次々と床の上に落とすしかありません。

そして、アメリカのホテルは、Comforter(日本のものより薄い掛け布団や毛布)が、ベッドのマットレスにきつく巻き込まれています。日本のように、布団を体の上にふわっとかけるのではなく、マットレスとComforterの間の狭い隙間に体をもぐりこませて寝るのですね。私はこの締め付ける感じが嫌なので、きつく巻き込まれているComforterをマットレスから引き出すという力仕事をしなければなりません。この作業が終わる頃には、私の腕はクタクタ、Comforterだけでなく、マットレスのシーツも引き出されてしまって、ベッドはグチャグチャという状態になります。疲れ切った体をベッドに横たえると、枕が柔らか過ぎて眠れない。また起き上がり、バスタオルを折り重ねて自作の枕を作って、ようやく眠りにつきます。。。

というわけで、アメリカの出張には周到な準備と体力が必要です。食事やタクシーの運転手との会話など、まだまだ書きたいことがあるのですが、ずいぶん長くなってしまったので、今回はここまで。また次回にご紹介することといたします。