目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」〜 グローバル才女はどうやって仕事と育児を両立させたのか?

皆様、こんにちは、薫子です。keikoS_jpg
12月26日、クリスマス休暇で静まり返っているサンフランシスコの自宅でこれを書いております。が、この記事が発行されるのは1月ということなので、一足早く「新年明けましておめでとうございます!」(と、この決まり文句を書くだけで、身が引き締まる思いがしてきた私は、やっぱり心底日本人である。。。)

2014年後半は、自分が書きたいテーマが定まらず、書いたり書かなかったり、少々途絶えがちだったこのコラム。2015年も、「書きたいとき、書けるときに書く」というゆるーいスタイルで続けていきますので、忘れない程度に覗いて頂ければありがたいです。

2014年を振り返ってみると、いちばん印象に残っているのは、7月から息子が毎日9:00-18:00までPre-School(保育園)に通うようになったので、フルタイムの勤務に復帰したことです。「わー、仕事だけに集中できるって何て楽なんだろう!」と感激しました。

息子が生後5ヶ月から2歳になるまでは、週2回だけ保育園に通わせ、後はベビーシッターに来てもらったり、夫の仕事を調整してもらって、何とか80%の勤務と両立させてきました。アウトプットさえ出していれば、どこでどれだけ仕事しようが問われない職場だからこそ、このスタイルで何とかやってこれたわけです。が、息子がデイケアに行かない日に、クライアントとの重要な電話会議が急に入って、ベビーシッターの手配もつかない、夫も仕事を早めに切り上げて帰宅できない、というピンチの状態に陥ったことも何度かありました。アメリカでは3ヶ月しか産休がもらえず、育休はない。子供が生後数ヶ月のうちからフルタイムで預けるのは可哀想、でも仕事には復帰したい、ということで取った方法でしたが、こういう綱渡り生活は、自分でも気づかないうちに、かなりのストレスになっていたようです。

人によって違うとは思いますが、私の場合は、子育てに比べると、仕事は本当に楽だなぁと思いました。「楽」というと語弊があるかもしれませんが、ワークショップの構想を練る、マテリアルを作成する、ワークショップのファシリテーションをする、クライアントをコーチングする、という作業のほうが、「今日一日、息子とどう過ごそうか」と考えるよりも、私にとっては自然にできるのです。息子を公園に連れて行ったところ、息子が、他の子供が砂場に置きっぱなしにしているおもちゃで遊び始めた。こういうとき、息子を止めるべきか、その子のお母さんらしき人を探して一言断っておくべきか、どうすればいいのか。こういうことを考えながら、おもちゃの持ち主らしき子供やお母さんの姿を目で追いつつ、息子からおもちゃを取り上げるタイミングを測りながら過ごすだけで、私はぐったり疲れてしまうのです。

息子が他の子供達とも遊べるように、まずママ友を作って、それからプレイデート(ママ友と子供同士で集まって遊ぶ)を企画するということも、もともとあまり社交的でない私にとってはハードルが高く、プレイデートの後は心身共に疲れ切ってしまいます。

7月から息子が毎日朝から晩までPre-Schoolに通うようになり、綱渡りのスケジューリングや、毎日の公園、プレイデートから解放され、本当に楽になりました。最初は、息子と過ごす時間が大幅に減ることで、お互いにとても寂しい思いをするのではないかと思いましたが、息子はPre-Schoolで友達と遊ぶのが大好きで、18:00に連れて帰ろうとすると嫌がります。私も平日に十分仕事ができるようになって、精神的に余裕もできたので、土日は仕事せずに息子とべったり過ごせるようになり、たまの公園やプレイデートも楽しめるようになりました。

私の母は専業主婦だったので、私自身も、なんだかんだ言って「三歳児神話」(子供は三歳頃まで母親自身の手元で育てないとその子供に悪い影響があるという考え)に影響を受け、少なくとも2歳になるまでは、できる限り自分の手元で育てようと頑張ったのですが、上記のような経験を経た今となっては、私は自分が得意な仕事で頑張り、そこで稼いだお金を使って、息子を保育の専門家に任せる、というアメリカ的な考え方に変わりました。もちろん、一緒に過ごす時間は親として最大限の愛情を注ぎますが、公園やプレイデートは私自身が連れて行かなくてもいいだろう、と。
ようは、どのように育児と仕事を両立させるかは、各個人の向き不向きによるべきものであり、何がよくて何が悪いというものはない、ということです。

仕事をしたいのに、預ける場所がないので、仕事か子供のどちらかをあきらめざるを得ない女性がたくさんいる日本の状況は深刻で、私の目から見ると、日本政府が少子化対策として打ち出している「3年間の育休」というのは、かなり的外れな気がしますが、これからの日本政府、企業が取っていく対策、ワーキングペアレンツ(母親だけでなく父親も当然、当事者)の意識や行動の変容は、2015年も注目していきたいテーマです。