【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】離職率が高い本当の理由は?

taoka_new皆さん、毎日暑いですね~。そして夏休みはもう取られましたか?
私は久しぶりに故郷高知に8月8日から帰る予定です。そしてなんと30年ぶりに故郷のお祭り”よさこい”祭りを楽しんできます。

さて今回も研修受講生との会話からの気づきをご紹介したいと思います。
ある受講生から、「最近うちの部署の離職率が高くて本当に困っています。どうしたらいいでしょう?」とのご質問をいただきました。

ちょっと事情を説明してもらい。その後グループで原因や対策について意見交換をしてもらいました。

どうやら1年くらいの間にキャリア採用者が2名、他部署からの異動者が2名、新人も1名辞めていったとのことで、その理由もそれぞれ違っていたようです。ただ皆さんが議論の中で、表向きの理由は違っても、実は本当の理由は同じかもしれないとの声が多く聞かれました。他のメンバーが指摘したその本当の理由とは、、、、

なんと「居場所が見つからなかったんじゃない」ってことでした。
話を聴くと常に人手不足気味の状態が続いていて、皆な自分のことで手一杯。とても異動者や新人を丁寧にケアーできる状態ではなかった。それ故十分なサポートが得られず、相談もできず、居心地の悪いまま辞めてしまったのではと意見でした。
私もそばで討議を聴いていて同じことを感じました。
異動者にしても新人にしても、期待を持って新しい場所に来る気持ちもあるでしょうが、それ以上に不安の気持ちを持って来る方の方が多いのかもしれません。その気持ちを理解し、ヘッドカウントの厳しい部署だからこそウエルカムの気持ちを持って迎え、最初は自分の時間を少し割いてでも将来に向けての投資の気持ちで接してあげることが大事なのではないでしょうか。

人は概して居場所を求める動物です。色んな苦しいこと、辛いことがあってもわかってくれている人がいる、話を聴いてくれる人がいる、自分のために時間を使ってくれる人がいるだけでどれだけ救われるか、計
り知れません。

家庭においても核家族化が進み、子供たちも学校から帰宅してもだれもいない。職場でも高い生産性を追求されるあまり、ゆとりの時間を取りづらくなっています。こんな時代だからこそ、もっと人の気持ちに配慮した仕事の進め方、チームや組織の作り方を意識する必要性を感じます。長い目でみたら、採用コストや育成のための時間を考慮すると、辞めないで長く勤めてもらう方がよっぽど経費削減にも、また生産性向上にもつながります。

私の知っている企業さんの取組み事例として、異動初日のオリエンテーションのみでなく1週間、1ヶ月、3ヶ月の区切りでフォローアップオリエンテーションを実施しているケースもあります。

これから部署に新しい方を迎える際にはチーム皆で、その受け入れ態勢、サポート体制を整えることについて話し合ってみてはいかがでしょうか。