ASTD2014: The Neuroscience of Learning

(株)ピープルフォーカス・コンサルティング主催の「ジャンゴと行くASTD2014」報告会レポートから、いくつかのセッションに関するメモをご紹介します。
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スピーカー: Josh Davis, Neuro Leadership Institute

学習の定着を促進するためにいかに神経科学を活用するかについてAGESモデルベースに語られた。

Attention: 学習者の注意を惹きつける

  • 学習ユニットを20分以内のチャンクに分ける
  • 書かせたり、考えさせたり、Media(U-Tube、SNS)を活用したり

Generarion:生成、創造

  • メタ認知(客観的に認識する)
  • 自己の活動の振り返り
  • 気づき、学びを引き出す
  • コネクトして生み出す

Emotion:感情の活用

  • ポジティブな感情を引きだすことで記憶の定着(成功体験、強みを活かし経験等)
  • 前頭葉皮質Prefrontal Cortex(通称PFC)の興奮を高める
  • SCARFモデルで不安を取り除く

Spacing:間をあける

  • 記憶を取り戻すワークを入れる
  • 3回繰り返すことで定着を促す
  • レム睡眠中に古いことと新しいことの統合がなされる

特に印象深いのは、感情と記憶の関係について述べた内容であった。
脳にある感情を感知する篇桃体は、学習者のポジティブな感情をキャッチすると、記憶を司る海馬へと信号を送る。その結果長期記憶を強化することにつながる。長期記憶につながることで、具体的な行動につながりやすくなる。よって学習をデザインするときは、学習者のポジティブな感情に影響を及ぼすような工夫や働きかけを心がけること。

報告会レポーターのキーラーニング

学習者のポジティブなマインドセットに働きかけることが大事。
別セッションでマーカス・バッキンガム氏も述べていたが、マインドセットには固定二つがあり、固定的なマインドセットは「できない」「どうせ無理」といったネガティブな感情で、 「避けたい」「逃げたい」といった恐れの感情から生まれる。一方成長のマインドは、成功体験成長実感からきており、自己肯定感を高め、ポジティブな作用を引き出す。