ASTD2014: ジェネラル・セッション(1)アリアナ・ハフィントン

(株)ピープルフォーカス・コンサルティング主催の「ジャンゴと行くASTD2014」報告会レポートから、いくつかのセッションに関するメモをご紹介します。
今回は、アリアナ・ハフィントン氏のキーノートスピーチです。
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アリアナ・ハフィントン(Arianna Huffington)
リベラル系ニュースサイト『ハフィントン・ポスト』の創設者。
2003年、カリフォルニア州知事選挙に独立候補者として出馬 。 2009年には、フォーブズ誌による「メディア界で最も影響力のある女性」の12位に選出された。ガーディアン誌選出の「メディア界のトップ100人」の42位にも選出されている。

=========================================(参加者のメモより)
・組織におけるイノベーションや変革を推し進めるには何が一番大切なのかを幸せな人生と紐づけて語ってくれました。

・彼女はハフィントン・ポストの創設時に顎の骨を折る大きな怪我をして入院した時に、ゆっくりと考える時間を持つことができたようで、そこでの気づきが彼女の人生を大きく変えていったようです。
その時彼女が考えたことが「いい人生ってなんだ?成功ってなんだ?」ということでした。
お金と力っていうけど本当にそうか?何か足りない。
彼女はその幸せな人生、成功を補う要素として4つのポイントをあげて説明していきました。

①健康であること(Well-Being)
今の時代は寸暇を惜しんで身を粉にして働くこと、それを犠牲にして幸せを勝ち取ると思い込んでる節がある。
少しの時間でもいいから瞑想してみるといい。そうするとよく今の自分の状況が見えてくる。そして変化を予測することができる。自分の健康を管理し、正しい判断をできるようになることが大事。疲れていると判断ミスをしてしまう。
デューク大学の調査では、健康管理ができていれば、生産性もクリエイティビティーも60%あがるとのこと。
彼女自身も睡眠を4~5時間から7~8時間へと習慣を変え、会社では昼寝をする時間を設けた。

②知恵(Wisdom)
知恵は知識があることとかIQが高いという話ではない。知恵とは危険が近づいてきていることに気づくこと、世界の変化に気づくこと。そのためには、1日の終わりに全てのデバイスの電源を切りなさい。デジタルから離れなさい。デジタルに頼りすぎると直観力が養われません、デジタルから離れる時間を作ることが大事。
スマホが近くにあるとチェックしたくなる。いったん起きて脳が覚醒すると眠れなくなる。
睡眠不足やストレスの問題につながってしまう。
そして朝は少しの時間でいいので、深呼吸して自分の今日のプライオリティを決めなさい。
世界のために自分は今日何を達成したいのかを考えなさい。

③なぜを考える、不思議に思うこと(Wonder)
宇宙の神秘さ、周りのことや自然のことを不思議に思うことが大事。全てのことを受け容れる、許すことで自分のプレゼンスやwonderへの気づきが高まる。
全てのことに目的がある。なぜだろうと考えることが大事。大きな意味での目的を確認することが大事。
本質を理解するとブレがなくなり、効率も良くなるし、自分が納得して動けるようになる。

④与えること(Giving)
与えることで自分も幸せになれる。幸福への近道。
私も自社の新聞を通してGood Newsを伝えている。今のマスコミはこの情報提供が不足している。
Good Newsはどんどん紹介した方が世の中が明るくなる。

報告会レポーターのキーラーニング:皆が目先のことにとらわれ過ぎて本当に大切なことに気づいてないことが問題なのかなという印象を持ちました。変革変革と言われるが、まずは十分に休養もとりながら、気持ちに余裕をもってよく周りをみること。
そして変革方向性を定めること。