【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】チーム力を高める効果的な叱り方

taoka_newチームの連帯感を醸成しチームワークを高める効果的な叱り方について紹介してみたいと思います。

叱るという行為は、部下の気持ちやチームへの影響を考えるとなかなか難しさを感じている方も多いのではないでしょうか。部下の成長を願って叱ったつもりがうまく気持ちが伝わらずに逆効果なんてこともありますよね。

叱り方にも諸説あるかと思いますが、今回はチームで仕事をしている際に生じたトラブル発生時に特に効果的な方法を紹介します。この方法はあの高校野球の名門沖縄興南高校の名物監督の我喜屋優監督も 実践している方法です。

さて、その方法とは。。。。

個人を叱らず、チーム全員で振り返ることです。
ちなみに興南高校野球部の練習では、練習中誰かがエラーをするとフィールドにいる選手が集まって今のエラーがなぜ起きたのか?どうすれば防げたのかについて意見を交わすそうです。
「自分が早く声をかければよかった」
「練習の際にもっと腰を低く構えることを意識するといいよ」
「自分のカバーがもう少し早ければ、アウトにできた」

といった内容が飛び交うそうです。

決してエラーをした選手を責めることなく、チーム全員が再発防止に向けて意見を出し合うのです。

実はこのことをある会社のマネジメント研修で紹介した3か月後のフォローアップ研修で、多くの受講生がこの叱り方を実践し、効果があったことを報告してくれました。

チームで活動している以上、誰かが起こしたトラブルは個人を責めるのではなくチーム全体の責任ととらえます。
また、人ではなく起きた事象にフォーカスします。このトラブルはなぜ起きたのか。どうすれば防ぐことができたのか。
メンバー個々が何ができたかを意見し、再発に向けての取り組みアクションを考えてもらうのです。
その結果、チーム全体が失敗から多くの教訓を学びとっていく機会を手にします。
チームメンバー同士がどう関わってどうフォローしあっていけばいいのか。多くの学びや気づきを得ることを通してチームの動きが進化していきます。

ミスをしてしまった本人も自分個人が叱られる以上に、チームメンバーに迷惑をかけてしまったことを反省する気持ちが高まります。また同時にサポートしてくれたチームメンバーへの感謝の気持ちも高まります。
最終的にチームの連帯感も醸成され、チームワークも高まっていきます。

受講生からも
・チーム内で思いやりや感謝の気持ちを表現する機会が増えた
・お互いに声を掛け合う頻度が増えた
・何度注意してもダメだったことが改善された
・仕事の属人化が減った
・残業が減った
・作業効率が明らかに向上した
といった多くの嬉しい声が聞かれました。

成功した時は皆で喜びを分かち合い、困難や障害は皆で乗り越えていけるチームづくりの是非参考にしてみてください。