【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】箱根駅伝から学ぶチーム作り

新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

皆さんはどのような新年をお迎えでしょうか?
私はここ数年は、家族で箱根駅伝を応援しながら過ごしています。
特に贔屓の大学があるわけではありませんが、それぞれのランナーがいろんな人生を背負ってチームメンバーをサポートし合いながら懸命に走る姿に、感動しながらみています。

そしてスポーツの世界で優れた成績を残した監督さんのインタビューは、多くの気づき、学びを与えてくれます。
今年の箱根駅伝の優勝チーム、東洋大学の酒井俊幸監督のコメントからも大いに参考になるものが、ありました。

今回はその中から、強いチーム作りに役立ちそうな内容をいくつか紹介したいと思います。

■自分たちの寮をきれいにする
酒井監督が監督に就任して最初におこなったのは、選手たちと一緒に自分達が生活する寮の掃除だそうです。
素晴らしい施設を使わせてもらっている感謝の気持ちをしっかり持つことと、皆が
より快適な環境でチーム活動に取り組める環境創りの意味があったようです。よくマスコミで取り上げられる会社の経営者の取組みにも同じような行動が見られますよね。川嶋前監督の教えにも「注目されているチームだからこそ、当たり前のことを当たり前に行い、謙虚な姿勢で感謝のできる素直な心を持ち、皆様に応援していただけるチーム作り」といった内容があったようです。
勝負ごとに勝ち、注目を浴びはじめるとおごりがでて謙虚さを失いがちになります
よね。大切にしたい教えです。

■いいフォロワーの存在
酒井監督はまだ37歳と若く、監督としての経験はまだ正直浅い方です。でもその監督を支えたのが川嶋前監督と佐藤尚コーチの存在だったようです。この二人が過去の豊富な経験から培ってきたことをアドバイスし、何は変える必要がないのか、何を変えないといけないのかを共に考え、新チーム創りに取り組んできたようです。
先人達の知恵も活かしながら、自身が目指すチーム創りができたことに、この二人のフォロアーに対して感謝の言葉を述べています。
とかくリーダーとして赴任すると過去のやり方を否定するアプローチをとりがちで
すが、このあたりにも酒井監督の謙虚さがうかがえます。

■信頼づくりのためのまめな声掛け
チームは多くの方との信頼の上になりたっているとの考えから、関係する色々な方に対してまめに挨拶や報告を行っているそうです。
このことは選手たちのコメントからも「選手一人ひとりに声をかけてくれます」
「全員に言葉をかけてくれます」との声が多く聞かれました。監督自身も1年生や伸び悩んでいる選手には二言、三言多くの言葉をかけるよう心掛けていると述べておられました。これによって今まで振るわなかった選手が力をつけだすと、他の選手も自分も負けまいとしてさらに頑張りだす。この選手心理を理解したうえで、選手の闘争心に火をつけていたようです。
また就任時から「メンバーは固定しない。チャンスは平等」と明言されていたよう
で、信頼をベースに大いに競争しながら成長し合えるチームに成長して欲しいとの思いもあったようです。

■本音で語り合える
以前も紹介した内容ですが、酒井監督のインタビューの中にも「強いチームづくり
は、本音で腹を割って話すところから始まる。箱根駅伝前の5大会で連続2位に甘んじてしまった原因を1年生から4年生の全部員で意見をぶつけ合って話したことで、さらにチームワークが高まった。」とのコメントを残しています。
そのための話し合いの場や雰囲気を創りだすことが大事ってことですかね。

毎回感じることですが、チームを優勝に導いた経験のある監督の話には、ビジネスの世界にも通ずるチームビルディングやリーダーとしての在り方に関して大いに参考になるものがあります。

今年はソチ五輪そしてサッカーのワールドカップとスポーツの大きなイベントがあります。スポーツを楽しむのはもちろんのこと、私たちのビジネスに役立つ気づきや学びも大いにGETしたいですね。