目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」〜「ダイバーシティ」の中の「ダイバーシティ」について

今日は6月30日の日曜日。いつもは穏やかな朝ですが、今日は朝からヘリコプターがぶんぶん飛んでいて、にぎやかな音楽も聞こえてきました。。。。

私はサンフランシスコのCivic Center(市役所)近くに住んでいるのですが、今日はそこでGay Prideという、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)を祝うお祭りとパレードが行われるのです。

(Gay Prideについて)
http://en.wikipedia.org/wiki/San_Francisco_Pride

kaoruko

数日前に、カリフォルニアでの同性愛の結婚を禁じるProposition 8が最高裁によって退けられ、同性婚が法的に認められたこともあり、今日のGay Prideは例年になく盛り上がりそうです。

日本では同性婚は法的に認められておらず、また同性愛自体、後ろめたくおおっぴらに公開するものではないという風潮があります。アメリカでも多くの州は似たようなものですが、サンフランシスコはひときわLGBTにオープンで、とりわけCastroという地区にたくさんのLGBTが住んでいます。この地区の建物には、多様な人々が受け入れられる社会を願うシンボルである虹色の旗がはためていて、男性同士、女性同士が腕を組んで街を歩き、明るく開放的な雰囲気に包まれています。本当の自分をなかなかさらけ出せない社会にいるLGBTも、Castroではそのままの自分を受け入れてもらえるので、世界各国のLGBTがCastroを訪れ、移住する人も多いようです。

Diversity(多様性)と一言でいっても、Diversityの中にもDiversityがあります。つまり、国、地域によって注目されるDiversityのテーマが異なっているということです。日本で重視されているテーマは男女のDiversityです。労働人口が縮小していく中、女性の出生率を高めつつ、女性をいかにWork Forceの中に組み込んでいくか、女性の管理職をいかに増やしていくかという課題を日本の社会は抱えています。一方、アメリカの場合は、男女のDiversityの問題は40年くらい前には注目されていましたが、今はあまり注目されず、いちばんに挙がるのは人種問題です。特に歴史的に黒人差別が強かった南部でその傾向が強いようです。数年前、アトランタで開催されたDiversity Forumにパネリストとして参加してみて、印象に残ったことは、人種差別は歴史的な問題ではなく、アメリカ企業の日常的な問題として根強く残っているということ、また、黒人男性と白人女性のどちらが、よりアメリカ企業では虐げられていて優遇されるべきかという話題になり、それぞれの参加者が「自分達のほうがより虐げられている」と言い張っていた光景です。

一方、アジアや世界各国からの移民が多いカリフォルニアでは人種差別の問題はあまり聞きません。夫が仕事をしているシリコンバレーの企業ではインド人がマジョリティで白人のアメリカ人がマイノリティになってしまうくらいです(夫はインド人のグループに入れず、逆人種差別だと憤慨しておりました)。カリフォルニア、特にサンフランシスコで注目されるDiversityのテーマはやはりLGBTで、同性婚を勝ち取ったGay Prideの今日、サンフランシスコ全体が祝福モードに包まれています。

それでは私もこれからGay Prideのパレードを見に出かけてきます!