目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」〜仕事と育児を両立させる一番の鍵は何か?

2週間前から日本に来ています。

半年ぶりの日本、気候も過ごしやすいし、食べ物も美味しいし、桜も満開でいいわぁ、と感動しております。

日本に来て改めて感動したのは、どこのデパートのトイレにも、オムツを替える台が備わっていて、デパートによっては授乳室までちゃんと用意されているということ。日本は子供を育てにくい国だとか言われているけど、こんなによい設備が整っていて、アメリカよりもずっと育てやすい環境が整っているじゃない、と私は思います。サンフランシスコでは、オムツを替える台が備わっているトイレがあるレストランは非常に少なく、外出先でオムツを替えるのはかなり苦労します。

ただ、あれっと思ったのが、日本ではオムツを替える台がついているトイレは女性用のトイレだけだということ。。。我が家は、授乳は私、オムツ替えは夫、という役割分担をしているのですが、日本では女性用トイレにしかオムツ換えの台がないため、結局、私が授乳に加えてオムツ替えまでして、その間、夫はぼーっと外で待っているだけ。やっぱり赤ちゃんの世話は母親が行うものという前提で設計されているのでしょうか。男性が赤ちゃんを連れて外出したときはどうしているのでしょう?アメリカはさすが男女平等の国、男性用トイレにもちゃんと備わっています。(ただ、そもそもオムツ替えの台を備えているトイレが少ないため、結局、椅子を並べてその上でオムツを替えたりせざるを得ず、かなり苦労します。そういう点、やっぱり日本は素晴らしい。)

今回の一ヶ月の日本滞在中は、私は研修やクライアントとのミーティングで忙しいため、夫が一ヶ月の育休をとり、「専属ベビーシッター」として同行しております。

アメリカでは産休・育休合わせて3ヶ月の休みしか取れないため、授乳期間中に仕事に復帰することになるわけですが、研修の仕事と母乳育児を両立させるのは想定していた以上に困難でした。3時間ごとに搾乳しないといろいろなトラブルにつながるため、クライアントに事情を説明して、搾乳機が使えるように電源がある個室を用意してもらいます。ただ、このようなニーズは日本ではほぼ皆無のためか、ぎょっと驚かれるのは日常茶飯事。先週の仕事はオフサイトだったので個室は用意できませんと言われ、頭を抱えました。

電源がある個室にこだわらなくても、授乳ケープを使って直接授乳すればいいと思いつき、結局、夫が研修会場の近くに息子を連れて待機し、研修の休憩時間にロビーのソファで授乳することで何とか乗り切りました。3時間おきに母乳を飲む息子のリズム、息子の昼寝の時間、研修の休憩時間、こういった要因を全部考慮して、どのタイミングで休憩を取ったらいいのかを綿密に計算します。赤ちゃん相手では事前の計算どおりにきっちりとはいかないので、次々と変化していく複雑な連立方程式を解いているようで大変でした。

でも、私以上に夫はもっと大変だったことでしょう。通勤ラッシュの電車で研修会場に通い、オッパイが欲しいと泣く息子をなだめて何とか休憩時間までもたせ、帰宅後も息子の世話を1人でこなす毎日。息子も息子で、まだ9ヶ月の赤ちゃんなのに、母親と殆ど一緒に過ごすことが出来ず、休憩時間になるまでオッパイを我慢しないといけない毎日。2人とも、よく乗り切ってくれました。

私がこうやって人前に立って研修の仕事を続けられるのは、夫と息子の協力のおかげだと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。2人の協力を無駄にしないよう、目の前の受講者の方々に自分のベストを尽くした最高の研修を提供したいという気持ちが自然に沸き起こりました。

今から9年ほど前になりますが、ビジネススクール在学中、ある外資系企業でサマーインターンをして、女性の管理職を増やすにはどうしたらいいかというテーマのプロジェクトを担当したことがあります。そのときに様々な業種で活躍している女性の方々にインタビューをして印象に残っている台詞は、「仕事と育児の両立のいちばんの鍵は夫よ!」

育児に積極的に関わり、自分が仕事することを支えてくれる夫を見つけること、あるいはそういう夫になるように教育すること、だそうです。

そう考えると、晩婚だったけど、また文化の違いもあって衝突も多いけど、いい人と巡り合えたのかもと思う今日この頃です。(徒然と書いていたら、最後はノロケになってしまいました。たまにはこういうのもOKですよね。。。)