【田岡純一】ジャンゴのちょっといい話~上司をマネージメントする

先日ある銀行さんでアサーティブコミュニケーション研修を実施させてもらった時のことです。
ある受講生から「アサーティブコミュニケーションの方法はよく理解できたのですが、うちの上司は頑固で私の言うことなんて全然聞いてくれません。どうしたらいいですか?」とのご質問を受けました。
他の受講生もこの質問を聞きながら、笑っていました。おそらく大なり小なり心当たりがあるのでしょう。

ビジネスでは「正しいことを言っているのになんでわかってくれないんだろう」って思い、相手を責めてしまうケースがありますよね。
実は積極的傾聴と同じで、伝えるときも相手への配慮として3つのポイントがあります。

その3つとは
”考え方” ”気持ち” ”立場”です。
上司は今どんな状況に置かれているんだろう?(立場)
周りの人たちとの関係性はどうなんだろう(立場)
どんな気持ち、感情を抱いているんだろう?(気持ち)
この話をするとどんな気持ちになるんだろう?(気持ち)
この件に関してはどんな意見、考え方をしているんだろう?(考え方)

以上のようなことを把握するためには、日頃から上司のこともよく観察したり、質問して聞きだしたりすることが大切です。部下に対してやるのと全く同じです。どういう訳か部下をマネジメントしようとする意識はあるものの、上司をマネジメントしようとする意識は非常に低いのが現状です。
上司も人間です。いろんな悩みや課題を持っています。特にビジネスで言えば上司の今期目標や課題を理解しサポートすることは大事です。上司の目標達成、部門の目標達成、全社の目標達成、社会への貢献度アップの連鎖が生まれます。

上司の置かれている状況を理解しようと努めながら、コミュニケーションをとっていくとその配慮を上司は感じるようになります。すると上司の方からもいろいろと相談を持ちかけてくるようになります。
結果相互理解も深まり、コミュニケーションも取りやすくなります。

また上司の強みも理解し、積極的に自身の仕事で活用していくことも大事です。部下や自身の強みを見つけて活かすことの意識に比べ、この点も以外に盲点です。是非積極的に上司の強みを活用することにもチャレンジしてみてください。

以上のような回答をさせてもらった2か月後のフォローアップセッションにおいては、数名の方から、上司の目標達成や課題をサポートする意識を持ちながら関わっていったら「上司の態度が変わりました。私の話も聴いてくれるようになりました。」との声をいただきました。

私も大変嬉しく思います。また同時に「変わったのは上司ではなく、皆さんの上司への関わり方が変わったことがこの変化の起点であることも忘れないように」とのフィードバックもさせてもらいました。(自分が源泉です)

是非皆さんも、”考え方””気持ち””立場”の3つのポイントを意識しながら、傾
聴と発信にトライしながら上司をマネージメントし、より良い関係構築にチャレンジしてみてください。