目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」〜日本で女性が活躍するために必要なこと

10月17日に放映されたクローズアップ現代「女性が日本を救う?」はなかなか面白かった。

概要はこちら↓
http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/900/134339.html

私自身が10月3日に産休から仕事に復帰したばかりで、今後、育児を続けながら、どうやったらアメリカと日本を往復する形での仕事を続けていけるのか、考えているところなので、とても興味深いテーマであった。

日本は、出産や育児で仕事を辞める女性は6割以上、女性の企業幹部もごく僅かという、先進国でも突出して女性が活躍しにくい国である。出産や育児に関する政府の支援制度はアメリカよりも充実しているのに、なぜ?というのが私がずっと抱いていた疑問であった。この番組を見て改めて気付かされた主な原因の一つは、夜遅くまで残業するのが当たり前になっている硬直化したワークスタイルである。これでは母親が育児と両立させながら仕事をするのは無理だし、夜遅くまで仕事をしている父親が、家事や育児に関わることは難しく、結局、女性が仕事を辞めて家事や育児をこなすしかない。

IMFのレポートでは女性活用にあたって日本が見習う国としてオランダを挙げていたが、アメリカも柔軟なワークスタイルという点ではかなり進んでいると思う。成果さえちゃんと出していれば、在宅勤務やフレックスな労働時間は当たり前。子供を保育園や学校に迎えに行くため、男女問わず、4時頃になると退社する人も多い。(なので、アメリカで研修をする場合は、4時を過ぎると半数以上の受講生がいなくなることも想定し、重要な内容は4時前に伝えないといけない。。。)4時に退社して子供を迎えに行き、家族で夕食を取り、子供を寝かしつけた9時過ぎから家で仕事をする。このようなワークスタイルをとることで、家族との時間も持てるし、仕事もこなせる。

またアメリカでは産休後に女性が仕事に復帰するのは当たり前という風潮があるため、「仕事を続けるか否か」は問題にならず、「復帰後にどのように仕事をするか」を上司と話し合う。私の場合は、今年は既に年間フルタイムで勤務した場合の評価基準を達成しているのでフルタイム扱いとなるが、来年は息子が一歳になるまでは80%のパートタイムで働こうかと考えている。日本のようにパートタイムや契約社員になると一気に労働内容や条件が下がるわけではなく、80%のパートタイムの場合は、達成すべき業績評価基準がフルタイム勤務の80%に下がり、給与もフルタイムの80%に下がるだけである。息子の成長、その他家庭の状況に伴って、80%から100%に増やすこともできるし、50%に減らすこともできる。

もちろん50%勤務になったら給料も50%に減るし、その50%の成果を出すためにも、保育園やベビーシッターに高い料金を払わなくてはならないので、収入からコストを引いたら赤字になるだろう。それでも、出産後に細々とでも仕事を続けていくことで、子供が成長した後にフルタイムで元の、あるいはそれ以上のポジションに復帰しやすくなる。仕事にバリバリ集中してキャリアを「築く」時期、育児や家事とバランスさせながら細々とでもキャリアを「つなぐ」時期と、ライフステージに応じて、自分と仕事の向き合い方を変えていくこと、そして、それを可能とする柔軟なワークスタイルを、企業がもっと積極的に採用していくことが、日本で女性が活躍するためには不可欠だと、改めて実感している。