目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」〜乳飲み子を抱えて仕事に復帰するには。。。

6月末に息子が生まれて2ヶ月経った。

生まれる前は、赤ちゃんは一日の大半は寝ているのだから、息子が寝ている間に家事も仕事もできるはず、と思っていたが、現実はそう甘くなかった。オムツ換え、授乳、寝かしつけで最低1時間はかかり、2時間おきにそのプロセスを繰り返すので、自分が自由になる時間は毎回1時間弱しかない。その時間で顔を洗って、食事を作って食べて、歯を磨いて、さあ、これから原稿を書くかとパソコンを開いたら「ウギャー!」、次の授乳の時間となる。そして、オムツを換えて、授乳して、ぐずる息子を何とか寝かしつけて、ようやくパソコンに向かったはいいものの「はて、どんなことを書く予定だったんだっけ?」。。。

育児と仕事と家事を両立させるには、複数のタスクを同時に進め、細切れの時間で成果を挙げられるように、瞬時に頭を切り替えられる、究極のMulti-tasking能力が要求されることを痛感している。私の上司は2人の子供がいるアメリカ人であるが、彼女は子供を公園で遊ばせている最中にスマートフォンを使って仕事のメールを処理し、子供を学校や習い事に送り迎えする車を運転している最中に、スマートフォンとヘッドセットを使って電話会議をこなす。

と、ここまで書いたところで、また息子が泣き出したのだが、日本から手伝いに来てくれている母が息子をあやしてくれているので、その間にこの原稿を書いている。

日本では、産休が14週間、国から手当てが出る育休が1年間も取れるそうだが、カリフォルニアでは産休・育休あわせて12週間(帝王切開の場合は14週間)のみである。この期間は会社から解雇されないけど、これを過ぎると雇用の保障はないため、多くの女性は3ヶ月後に仕事に復帰する。

アメリカの保育園は生後一ヶ月の赤ちゃんから預かるところが多い。私の知り合いの多くは、生まれてまだ数ヶ月の赤ちゃんを月から金までフルタイムで保育園に預けて働いているし、産休復帰直後に、子供を1週間夫に預けて海外出張に行った人もいた。彼女は完全母乳で子供を育てるため、搾乳機を持参して飛行機の中や出張先で母乳を搾って冷凍し、航空便でアメリカの自宅に郵送したそうだ。(さらに凄いところは、交渉してその郵送費用を会社に負担させたところだ・・・)。WHO(世界保健機構)では最低6ヶ月は母乳のみで育て、できれば2年間は母乳を与えることを勧めている。日本のように1年間育休が取れるならそれも実現しやすいが、アメリカのように3ヶ月で職場復帰しなければならない場合はかなり大変だ。

かくいう私も10月から仕事に復帰する予定なのだが、サンフランシスコに住みながら、日本に出張して、クライアント先で研修を行うという労働形態と、育児をどう両立させたらいいのか、悩ましいところである。乳飲み子を抱えて、国境をまたぐ仕事に復帰できるのか否か。。。今後の苦労や工夫を、今後のコラムでも紹介していきたい。