目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」~アメリカで出産した感想(特に日本との比較において)

皆さん、こんにちは。薫子です。

前回のブログを書いた翌日の6月27日、無事に息子を出産しました。今、息子が昼寝をしているので、その間に今月号のブログを書いております。
子供が生まれて一ヶ月ちょっと経ちましたが、この一ヶ月はまさに今まで経験したことのない出来事の連続で、究極の「異文化体験」と言えたかもしれません。出産に関する一連の流れは日本の妊婦向けの本や雑誌でひととおり頭に入れておりましたが、アメリカのそれは日本とはかなり違っていたように思います。

<入院期間>

まず、入院期間がアメリカは圧倒的に短い。日本ですと普通分娩なら5泊、帝王切開の場合は10泊というのが平均のようですが、アメリカの場合、普通分娩は2泊、帝王切開は基本は4泊で、医師の許可が出れば3泊で退院と、日本の半分以下です。これ以上は保険でカバーされないため、帝王切開の手術痕が痛かろうが何だろうが、よほどのことが無い限り、みんな4日以内に退院させられます。さすが、民間保険会社が医療現場を牛耳る国、アメリカ。。。医師の判断で入院期間が決まるというよりも、保険でカバーされるか否かで入院期間が決まるような感じです。ただ、アメリカの場合、最長4日でみんな退院していくため、日本のように、産婦人科が満床で医師も足りないので他の病院をあたってください、と断られることはないようです。妊娠5週目くらいのときに日本で妊婦検診を受けたときは「6週目までには産む病院を決めて予約を入れておかないと、どこもいっぱいになって「お産難民」になってしまいますよ」と言われて驚きましたが、アメリカで私が妊婦検診で通っていた病院は、妊婦検診を受けていれば自動的に出産もそこでできるような仕組みになっていました。

<大部屋 vs 個室>

日本の場合は出産で入院する場合に大部屋にするか個室にするか選択でき、個室の場合は追加料金がかかるというシステムが一般的のようですが、アメリカ(少なくとも私が知っているサンフランシスコ近辺の産婦人科)の場合は基本的に全部個室で、テレビ、トイレ、シャワーも部屋についています。また配偶者も産休を取って一緒の部屋に泊まることが一般的なので、配偶者用に折りたたみ式の簡易ベッドもついています。最近出産したアメリカ人の友人は「他の人達と一緒の大部屋で何日も過ごすなんて信じられない。」と言ってましたが、日本人の友人は「大部屋だったので、いろいろ情報交換したり助け合えてよかった」と言ってました。これを聞いて、まさにアメリカの「個人・独立」志向の文化と日本の「集団・相互依存」志向の文化の違いが出ているなぁと思ったものです(このときは、まだ帝王切開の手術前でしたから、そんなことを考える余裕がありました)

<そして、最後にお値段は。。。>

以前書いたように、アメリカには日本のような国民皆保険制度がありません。ちなみに、先進国の中で国民皆保険制度がないのはアメリカのみです。日本や他国のような「国民皆保険制度」を導入しようとオバマ大統領が提唱した医療制度改革案は、2012年6月に最高裁で合憲と判断されました。しかしながら「個人・独立」志向の文化を持つアメリカ人は、保険に加入するか否かも個人の自由であるべきと考える人が多く、国民全員に保険加入を強制するこの制度に対する反対が根強いそうです。

(参考記事)http://allabout.co.jp/gm/gc/396124/

日本で国民会保険制度の恩恵を当然のように受けていた私にしてみれば、この制度に大反対するアメリカ人がよく理解できません。アメリカに引っ越してきてからというもの、病院にいくたびに「いくら請求されるんだろうか」とビクビクし、ろくに医者にもかかれず、とにかくアメリカの医療制度には失望し続けていた私としては、アメリカも他の先進国なみに医療制度を充実させてほしいと思います。が、アメリカは医療費自体も日本の二倍と高額なので、民間の保険会社も巻き込んで医療費の高騰を抑えない限り、国民皆保険制度を成り立たせる財源としての税金が膨大なものになってしまうだけなのかもしれません。

さて、先日、出産した病院から請求書が届きました。妊婦検診、帝王切開の手術と4泊5日の入院費用の総額は。。。。

500万円近い金額になってました!

もっとも会社が入っている保険によると、私の自己負担額は50万円を超えることはないはずなんですが、ここはアメリカ、最終負担金額は保険会社との交渉によっても変わるそうなので、最終の請求書が来るまで、どきどきする日々が続きそうです。

子供が生まれてから、アメリカ人夫との価値観の違いが浮き彫りになって異文化の衝突が起きたり、話題には事欠かないのですが、そろそろ息子が起きる時間なので、今回はここまでにしておきます。それではまた来月お会いしましょう。