【田岡純一】ジャンゴのちょっといい話~ASTD2012@デンバー(2)

今回はASTD2012参加報告第2弾です。

第2弾ではリーダーシップについて印象に残った内容を中心にご紹介します。
今回多くのセッションスピーカーの口から発せられた言葉に「Humility:謙虚さ」が あります。特にゼネラルセッションのトップバッターとして講演したビジョナリー・ カンパニーで有名なジム・コリンズ氏のセッションにおいては、混沌とした現代のビジネス環境に おいても高い業績をあげている企業もあれば、外的な変化に振り回せれ淘汰されていく企業もある。では その違いがどこにあるのかに触れ、それは偉大なリーダーがいるかいないかだと述べリーダーシップを5つの段階に分けて紹介しました。(下図参照)

そして第4水準と第5水準(偉大なリーダー)の域に達したリーダーの最大の違い は...

『自分自身を内省するHumility(謙虚さ)』であると語りました。
偉大なリーダーは、たとえセルフコントロールが困難な状況に置かれたときでも『謙 虚さと不屈の精神』でそれを乗り越えている。
またPFCがSLII(R)の代理店としてパートナーシップを組んでいるケン・ブランチャード社のケン・ブランチャード博士とも朝食をともにする機会を設けて色々とインタビューさせていただいた中でも、ケン・ブランチャード氏は優れたリーダーは異文化を超えて活躍できる。またそういったリーダーに共通に見られる特徴としてHumilityとwillだと語りました。まさにケン・ブランチャード氏はそのことをご自身でも実践されているところが素晴らしく、「ジムの基調講演を聞きながら7枚もノートを取ったよ」と話され、常に誰からも学ぼうとされている姿勢を強く感じました。

2008年にワークス研究所が発表した資料に、30代以降に社会人の成長実感が一気に下がるというデータが紹介されていました。これは30過ぎくらいになると、今までの自身の経験則でおおかたの問題に対処できるようになり、他者に意見を求めたり、別のやり方、新たなやり方に対する試みが一気に下がるためのようです。また自身の行動を振り返ること(リフレクション)をしなくなる。つまり何がプラスに働き、何がマイナスに作用したのか、この経験から何を学び次にどう活かすのか。

ジム・コリンズ氏も基調講演の中で「謙虚さを持つリーダーはリフレクションをして いる。また他者にフィードバックを求めている」とも語っていました。
成長し続けるリーダーになるためには、常に謙虚さを失わない。そのためのアクションとするとリフレクションの実践とフィードバックをくれる仲間を持つことが大事なようです。

ちなみにジム・コリンズ氏が講演の最後に紹介した偉大なリーダーになるためのTo Do&Not To Doを紹介いたします。

  •  Great(偉大さ)のポケットをミニバスの中で作る。良好から偉大にへの診断ツー ル活用(無料、ドットコム)
  •  キーシートに座らせるのを素晴らしい人にしてください。正しい人を座らせるこ と
  • 質問を倍にする
  • 厳しい事実に直面する(社内外のシンプルな生データ、情報、厳しい事実といったことを、それだけ書く)
  • 自分のハリネズミを書いて見つける(ハリネズミを考えると飛躍することができる)
    ①一番得意なこと、エンジンは何か?
    ②熱心に大好きなことは何か?遺伝子的なコーディング(何が一番得意か)
    ③自分自身がどこで役に立てるのか?(社会に対し てどう役に立てるのか)
    この3つが分かれば、達成できます。
  • 運をきちっと回収する一番の運は誰ですか?誰がラッキーですか?
  •  ToDoリスト、やること、やらないことリストを作る
    Stopがなければ規律がありません。3つ以上のプライオリティ がないのと一緒です。やらないことのリスト(Stopリスト)を作ってください。
  •  Stop Doingとして電子的な機器をオフにする
    モバイルが大事だってことはわかります。でも静かな瞬間を作る こと。白紙を使ってください。2週間に1日、絶対にWirelessを切ること。それで本当に考えることしてください。
  •  パーソナルビジョンを作る
    コアバリュー、世代にも受け継いで欲しいもの、コアパーパス、 生きている理由、生きている証は何?

どのように世界を変える?

急ぐこと。

ビッグハリー。