目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」〜2012年は箱の中のグローバル化が加速する。

皆様、こんにちは。薫子です。
ついこの前、3月11日の大震災を経験したような気がしますが、もうあれから9ヶ月以上経ち、時はもう既に2012年。
年々、時間が早く経過するような気がしています(これが、「年を取った」ということなのか。。。)
2011年は波乱万丈の一年となりましたが、日本人・日本企業のグローバル化に対する意識がさらに進んだ一年にもなりました。日本での大震災やタイの大洪水から、日本がいかに世界と密接につながっているかが、日本人に広く伝わりました。また、2011年に急速に進んだ円高と日本市場の縮小により、日本企業の海外企業買収が急速に進みました。
日本企業の海外企業買収については、エコノミスト12月号に興味深い記事が載っておりましたので、皆様にその一部を紹介したいと思います。
日本企業の海外企業買収は1980年代に盛んでしたが、それは日本企業の強さを世界に知らしめるものだった。ところが、今の日本企業の海外企業買収は、日本企業の弱さを示しているものである。
3月11日の大震災による工場やサプライチェーンの破壊、放射能の問題は輸出に悪影響を与え、円高は企業の利益を圧迫し、タイの洪水は電機メーカーや自動車メーカーに大きな打撃を与え、コーポレートガバナンスのスキャンダルは日本国民に暗い影をもたらし、日本国民はどんどん老化して人口も縮小し、消費もぱっとせず、日本企業は国内市場でビジネスを拡大することがほぼ不可能となっている。。。。
これだけ読むとかなり悲惨な状況です。もう日本は救いがたい、という風情さえ漂っています。
ところが、救いの道が一つありました。それは日本企業が潤沢に持っている手元資金と円高です。
潤沢な手元資金と円高による高い購買力により、日本企業は今、海外企業を次々と買収しています。とりわけ、いわゆるBRICSと言われる新興国に拠点を持っている海外企業を買収して、一気に新興国への進出を決めようという日本企業が多いようです。2011年10月、武田薬品はスイスの製薬大手のナイコメッド社を一兆円という巨額を出して買収しました。ナイコメッド社その売上げの45%を新興国からあげています。武田薬品の長谷川社長は「新興国に出なければ武田の成長はない」と断言し、武田薬品を真のグローバル製薬企業に飛躍させるために、この巨額の買収を実現させました。
私は製薬企業のクライアントとの仕事が多いのですが、日本企業、外資系問わず、製薬業界のグローバル化のスピードには目を見張ります。グローバルビジネススキルの研修や海外の同僚を交えたチームビルディングを行うと、入社したときは日本の会社のはずだったのに、M&Aが続いて、今や上司や同僚が世界中にいるグローバル企業で働くことになってしまい呆然としている、という社員の声をよく聞きます。会社組織という箱のグローバル化のスピードに比べて、中で働く人々のマインドセットやビジネススキルのグローバル化にはもう少し時間がかかりそうです。
数年前までは「なぜグローバルなマインドセットやスキルが必要なのか」というところからディスカッションしないと、なかなかやる気を持って研修に臨んでもらえないこともありました、しかし、今となっては、「グローバルなマインドセットやスキルを醸成しないと、日本人も日本企業も生き残れない」という危機意識は、皆が共有する「常識」になりました。
2012年は、箱のグローバル化だけでなく、中で働く人々のマインドセットやスキルのグローバル化が加速度的に進む一年になるのではないかと思います。

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