『勇気の経営』vol.33 克服すべき誤解の数々: 新経営パラダイム「勇気の経営」

この記事は、1993年に発行された『勇気の経営』の内容を編集・要約したものです。再編集の経緯はこちらをご覧下さい。
第4章 「勇気の経営」の分析
第1節 克服すべき誤解の数々
☆新経営パラダイム「勇気の経営」
注目すべきは、利益を手段ととらえ目的としていないことである。アニータは、財務諸表上の数字に一喜一憂する世間の経営者を痛烈に批判し、「社会に意味のあるインパクトを与えることができたか」こそが、会社の評価の基準になるべきだという姿勢を貫いている。
ビジネス社会の常識を打ち破り、企業の存続のリスクを抱えながらも、社会の変革に挑むこれらの企業の努力を「勇気の経営」と呼ぼう。「勇気の経営」は営利団体でありながら、社会貢献度を最重要視し、非営利団体特有の非効率性を排除し、非営利団体以上に社会に対するインパクトを持つ。と同時に、絶え間ない社会変革運動を続けるため、ビジネスの競争の中でも勝ち抜き、健全な企業経営を維持するのである。このような経営哲学は、過去にも、どこにも類を見ない、新しい経営パラダイムである。