【目指せグローバル才女!薫子の「飛んだ人生」】日本と世界はつながっている

皆さん、こんにちは。薫子です。
先月のブログではグローバルチームでのコンフリクト解決方法について書くと宣言していたのですが、それはまたの機会にするとして、今回は大震災以来、感じていたことを書くことにいたします。
3月11日14:46分、私はちょうどサンフランシスコから成田空港に向かう飛行機の中におりました。「地震が起こって成田空港も羽田空港も閉鎖された」というアナウンスの後、横田米軍基地に緊急着陸し、深夜に関西空港に着陸。「宿泊、交通の手配は各自でお願いします」というアナウンスの後、日本人も外人もみんな戸惑いながら降り立ちました。
あのときからもうすぐ3週間になりますが、この間、コンスタントに感じていることは、「日本と世界はこんなにもつながっていたのか」という驚きです。大震災のニュースは瞬時に世界中に伝わり、世界中の人達が被害者を悼み、日本の復興への支援を表明しました。
(Yahooニュースより抜粋)
外務省によると19日午後6時現在、東北関東大震災に対して128の国・地域、33の国際機関が日本に対する支援を申し入れた。支援の表明はほぼ一段落したとみられるが、救助隊や物資、義捐金の到着は20日も続いた。
支援表明に関連して、日本のこれまでの対外援助に感謝する声も多い。マレーシアのナジブ・ラザク首相は17日、国会で「マレーシアのよき友人であり、マレーシアの発展に惜しむことなく貢献してきた日本に対してできる限りの支援を行うべきだ」などと述べた。
またアジアやアフリカでは、国連が後発開発途上国に分類しているなど、自らが貧困に苦しむ国が日本に対しての支援を表明したケースも目立つ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000002-scn-int 

スリランカやバングラディッシュの人達がボランティアでカレーなどを作って被災者の方々に振舞っている光景をテレビで見ました。「こういうカレーは生まれて初めて食べたけど、美味しい」と顔をほころばせていた人、「すごく美味しい!」と飛び跳ねていた子供達。
米軍のパイロットが孤立している集落のおばあさんに水を届けたら、おばあさんが涙を流しながら米軍のパイロットと握手している光景をテレビで見ました。米軍パイロットは「私達はこの人達のためにできることは何でもやります」と話していました、
国や文化が異なり、言語の壁があっても、人と人とは、同じ人間、Humanとしてつながることができる。
被災者同士、日本人同士、人間同士で支えあうHumanityを、日々の生活の中で、様々なメディアを通して、これほどまでに感じた経験は今回が初めてです。
Humanityは思いやり、慈悲の心という意味と共に、人間性、人間らしさという意味もあります。国、文化、言葉の違いこそあれ、人間の本質は他人を思いやる慈悲の心である、と言えるのかもしれません。
Humanityで日本と世界はつながっていると感じたのと同時に、東北の工場が被災したため、海外の工場が生産停止に追い込まれているというニュースにも、日本と世界がいかに密接につながっているかを実感しました。
(毎日新聞より抜粋)
GMは日本からの部品調達が困難でルイジアナ州の工場に続き、ニューヨーク州のエンジン工場も生産停止に。仏大手プジョー・シトロエングループ(PSA)も欧州の工場で23日からディーゼルエンジンの生産に支障が出ているという。調査会社などによると日本から部品を調達する米アップルの多機能携帯端末「iPad(アイパッド)2」や、携帯電話最大手のノキア(フィンランド)の生産にも影響する。
http://mainichi.jp/enta/car/news/20110325k0000m020105000c.html

中国やインドの台頭からグローバル経済における日本の重要性が下がっていると言われていますが、東北の工場が実は世界各国のグローバル企業のサプライチェーンの要になっていたわけです。これはすなわち、日本企業がグローバル経済にとって代替不可能で不可欠な存在であることを意味しており、今回、世界中を感心させた「秩序を守り他者を思いやる」日本人の強みと共に、日本復興の鍵となると思います。
最後に、世界各国の同僚から送られてきたメッセージで、私が一番嬉しく感じたメッセージを載せましょう。
Our thoughts and prayers continue to be with you and I know Japan will bounce back – you are about the most resilient country I’ve ever seen and the discipline throughout all this chaos is just remarkable.
(日本は絶対に復活すると知っている。日本は私が知っている中で最も復興力が強い国であり、このような状況で人々が秩序を守って行動していることは驚くべきことだ)
世界中の同僚や友人から「こんな大変なことになって日本の人達は可哀相」「危険だからすぐに日本を脱出したほうがいいのではないか」というメールをたくさん受け取り、心配してもらえるのは嬉しいけれど、読んでいるうちに気分はだんだん滅入ってきました。そんな中届いた「日本は絶対に復活する」という力強いメッセージには涙が出ました。
(ちなみに、このメッセージを送ってくれたのは、先月仕事でひと悶着あったボストンの同僚です。)