【千葉達也】GIAリーダー参加者レポート<第3回>

第3回はチェンジ・エージェントのCEOである小田理一郎氏によるシステム思考に関するレクチャー。
「視点の違いによって、同じものでも違うように見える」「見ている自分の視点も理解するメタ的な思考が必要」といった話も印象的でしたが、これに続いて「システム思考で世界の課題を見る」というセッションで行った、持続可能な未来を実現する為の世界の構造的な課題に関する様々なデータは、大きなインサイトを与えてくれました。

今後、継続的な改善の努力ではなく、発想をまったく変えたイノベーティブな取組みがが求められていくシステム思考は、入口が多少わかりづらいが、非常にパワフルなツールで新興国の持続可能な成長のストーリーとそこにどう関わるかを考えるのに非常に役立つツールだと思いました。
また、小田氏自身がラーニング・ジャーニーの中で「立ち止まって大自然の中で内省した中から出てきた自身の気付きが、新規事業立ち上げにつながった」という話は、自身のスリランカ訪問に向けての大きなヒントとなりました。

午後は、新興国でのビジネスのポイントや、ソーシャルビジネスについてマザーハウス・山崎さんとのセッション。
山崎さんの「自分たちはソーシャルという側面は意識していないし、そこで勝負するつもりもない。 モノとしてのクオリティやその商品がもつストーリーで勝負する。」という言葉が印象に残りました。
大手ブランドは途上国の向上で現地の人をロボットのように扱っている一方で、 マザーハウスは現地の人を尊重して仕事をしてもらっているという話がこれまでの研修のメッセージを体現する実例として心にすとんと落ちました。新興国でのビジネスは、道のりは険しいが、地道に努力すれば必ずビジネスとして成立するということを改めて強く感じ、険しい道のりを超えるのに求められるのは言葉や文化の壁を越えたリーダーシップだと心から思いました。