PFCコンサルタント・ジャンゴの「ちょっといい話」~学習し成長するチームの育て方とは?

先日外資金融企業でリーダーシップ研修をしていたときのことです。
受講生からこんな質問をいただきました。
「個人が学んで成長するイメージは持てるのですが、チームが学んで成長するイメージがピンときません。チームが学ぶとは具体的には、どうすればいんでしょうか?」
この質問をいただいた時に私は、今年高校野球で春夏連覇を達成した沖縄の興南高校の我喜屋監督の談話を思いだし、紹介しました。
我喜屋監督の話によると、練習中一人の選手がミスをした場合、その選手を呼びつけて叱ったりしないそうです。
ではどうするのでしょうか?
我喜屋監督によると、グラウンドにいた全員を呼んで、今のミスがどうして起きたかを選手同士で話し合わせるそうです。
・どうして起きてしまったのか?
・再発しないためには具体的にどう行動を変えていくのか?
・他の選手は、そのミスを互いにどうカバーすればいいのか?
毎回このことを考えてもらうそうです。結果、選手達は、ひとりの選手のミスを責めるのではなく、そこから何を学びどう次に活かすのかが大事であることを、日々の練習を通して体得しているわけです。この強さが、ピンチやトラブルが発生した場面がやってきても動ずることなく、自分達がなすべきことを一人ひとりもそしてチーム全体としても行動することができるわけです。
そう言えば、日経ビジネスの特別版秋号に教育最前線の特集が組まれていて、その中に英語学習で圧倒的な成果を挙げている「平岡塾」の指導方法が紹介されていました。印象的だったのは、生徒の誰かが間違えた答えをした場合、単に正解を教えるのではなく、彼がなぜそう考えてしまったのか?思考のプロセスを教師と生徒が一緒になって検証するそうです。時間も手間もかかる方法ですが、考え方そのものを修正することができ、皆んなの学びに変えているそうです。
仕事においても、ミスやトラブルはつきものです。肝心なのは、犯人探しや当事者を責めることではなく、その一つの事象から何を個人もチームも学び次にどう活かすかを具体的な行動レベル変えていくことではないでしょうか?
※ジャンゴはPFCプロフェッショナル・アソシエイトの田岡純一です。