☆『勇気の経営』vol.24 大統領にもの申す

この記事は、1993年に発行された『勇気の経営』の内容を編集・要約したものです。再編集の経緯はこちらをご覧下さい。
第3章 ベン・アンド・ジェリー
第1節 大統領にもの申す
 1984年の初めての株式公開は、バーモンド州の住民のみを対象とした。会社が利益を出せば、地域住民も潤うということだ。翌年、全国的な株式公開に踏み切ったが、同時に財団を設立、会社利益の7.5%を寄付する方針をたてた。これは前例をみない金額である。ジェリーが理事長を務める財団は、恵まれない家庭、子供や環境問題関連の団体などに寄付をおこなっている。
 
 最終的な目的は、会社のイメージアップではなく社会をよりよくすることにある。「子供たちを取り残すな」というキャンペーン活動では、当時のブッシュ政権の予算案が恵まれない子供達の問題を無視した内容だとして、顧客と議員宛にチラシ等を発送した。「子供には投票権がない、でもあなたにはある」と投票を通じて行動をとることも提案している。「ビジネスは社会に何らかを還元する義務があると私たちは確信しています。そして、子供たちはこの社会の未来なのです」とジェリーは言う。