☆『勇気の経営』vol.22 ベン・アンド・ジェリーが唱える「心ある資本主義」

この記事は、1993年に発行された『勇気の経営』の内容を編集・要約したものです。再編集の経緯はこちらをご覧下さい。
第3章 ベン・アンド・ジェリー
第1節 ベン・アンド・ジェリーが唱える「心ある資本主義」
その経営理念は次の3つである。
①商品に関する使命:バーモンド産の乳製品から作られる最高品質のナチュラルアイスクリームをユニークなフレーバーにして製造・販売すること 
②社会に対する使命:地域、国家、国際社会における生活向上のために、革新的方法をもって、ビジネスが社会構造の中で中心的な役割を積極的に果たすような会社運営を行うこと 
③経済的使命:収益の成長、健全な財務基盤のもと会社を運営し、株主の利益および従業員のキャリア向上の機会と金銭的報酬を高めること 
そしてこの三本柱をもって「連鎖的繁栄」という新しい経営コンセプトを提唱し、その
3つの基準を同時に満たす新しい革新的経営方法を追求する。また、「心ある資本主義」という言葉も生み出した。株主に利益を還元しながら、広く社会的貢献を積極的に行う、というのである。本当に実現可能なのだろうか、と思われるのも無理はない。しかし、ベン・アンド・ジェリーではオリジナリティーあふれる活動が次々行われている。